WebMasterのmaroが思い込みとうろ覚えでお送りする・・・
極私的「太鼓用語・舞台用語」辞典
このページは、極めて私的に、かつ、作者の思い込みとうろ覚えで作成されたものです。
作者の周りでだけ通用するもの、全国的な言葉でないものも含まれています。
このページの記述を信じ込んだ結果、あなたがいかなる被害を受けようとも、
作者は一切関知致しませんので、予めご承知置きください。
あきらかな間違いを見つけた方、「この言葉をこの意味で載せて欲しい」という方、
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あ い う え お | は ひ ふ へ ほ |
か き く け こ | ま み む め も |
さ し す せ そ | や ゆ よ |
た ち つ て と | ら り る れ ろ |
な に ぬ ね の | わ を ん |
は
ひ
この現象が起きることを「ハウる」と言って、音響さんの最も嫌いな言葉の一つである。
けっして、起こしたくて起きる訳ではないんですけどね。
縦横高さがそれぞれ異なっていて、置く向きによって(平台と合わせて)「1尺高さの台(尺高)」「1尺4寸高さの台(常足)」「2尺1寸高さの台(中足)」が組める。
(大きさは、異なる場合があるそうです。その場合には、当然高さも異なる…。)
その他、時には椅子になったり、テーブルになったり…
「演奏が終わったら、上手にハケてください。」などと使われる。
この部分(客席から見えない部分)を「走り込み」と言います。
「走る」理由にはいくつかある。同じリズムが続くときは走りやすい。クレッシェンドすると走りやすい。興奮すると走りやすい。
「打つ」側の『桴』と、「打たれる」側の『太鼓』と、『演奏法』と、『力』が、マッチしているのが重要らしい。
締め太鼓を堅くて太い桴で打ったら、太鼓がすぐ傷んでかわいそうだし、
大太鼓を細くて柔らかい桴で打ったら、桴が負ける。
ストレート形状は、その名の通り桴の太さが、持つところも桴先も同じ太さ。いわゆる一般的な桴。
テーパー形状は、持つところが太く、先へいくに従って細くなっているもの。
附締太鼓で早いテンポを打つのには、桴先が軽くて扱い易いようだ。
逆テーパー形状は、先へいくに従って太くなっているもの。大太鼓用に使われたりする。
バット形なんてのもある。ほんとうにバットみたいな形をしている。と思ったら、本物のバットだったりして。
何れにしても、桴先の角は丸くなっている方が、太鼓のためには良さそうだ。桴先の角がナイフみたいに尖っていたら、
いかにも革を傷めそう。
堅さの点から言えば、「カシ」が最も堅い。なんてったって「木へんに堅い」と書くぐらいだもの。
でも、これでで縁打ちなどした日には、太鼓が確実に傷む。重いので、「縁打ちの無い演目用の細い桴」専用とした方が無難かも。
ヒノキは、軽くて柔らかさがあり、締め太鼓用の桴や、
大太鼓・中太鼓用の太桴に良く使われるようだ。
サクラは、堅さがあるがちょっと重く、中太鼓用桴などに使ったりする。
ホオは、サクラより軽いので、始めて使うにはお手軽な桴かも。
カエデ・ナラ・ブナなどは、多用途。いろんな桴に使われているようだ。
キリは、むちゃんこ軽い。テンポの速い曲用の太桴に。
八丈島太鼓では「ムラサキシキブ」って木を使うらしい。なんとなく優雅に聞こえてしまう。
そういえば、「竹桴」っていうのもあるなぁ。
一応「標準的な長さ」というのは、「肘から指先までの長さ」と言われているらしい。
だからといって、この長さが「絶対」と言うわけではなく、短めの方が打ち易い曲・長めの方が見栄えのする曲・長〜い桴で打たないと叩きにくいスタイル・刀のような桴で打つスタイルなど…。
やっぱり「ケース・バイ・ケース」としか言いようがないか。
太さの表示は直径で表されている場合が多く、尺貫法で表示の所もあるが、ミリメートル表示の所も多い。
尺貫法の所は、「八分」とか「九分」とか「一寸」とか書いてあったりする。「一寸=30.3mm」だから「九分=27mm」。
手の大きさは一人一人違うのだから、どれぐらいの太さが良いかは自分で試すしかないのだが、手にフィットする太さを求めて散々試したあげく、「九分五厘=28.5mm」とか…。
わずか1mmぐらいの違いで…とかいわれそうだけど。
そう言えばかつて私の知人で、「この太さが一番握り易い」といって「鍬」だか「鋤」だかの柄を切って桴にしてた人がいたなぁ。
もちろん「大きな太鼓に太い桴」とか「この演目は細い桴で」とかがあるわけで、
結局はこれも、「太鼓の大きさや奏法や曲にあわせてケース・バイ・ケース」としか言いようがないんですけどね。
試しに桴をもって、堅い床を軽く叩いてみる。と、手首に衝撃が伝わる。桴の持つ位置を変えてみると、衝撃の度合いが変わる。
あまり端の方を持つと衝撃が強いし、打ちにくい。真ん中を持っても、衝撃が強いし、打ちにくい。
だいたい「端から1/3〜1/4」ぐらいが手頃。もちろん桴の長さによっても変わるが…。
もし、「桴まわし(桴を指でくるくると回したり、手首をかえして回っているように見せたり)」をするのなら、端の方を持っていると「回ったように見えない」。
このときは真ん中寄りを持った方が良いと思う。
雑巾を絞るときも野球のバット握るときも、小指・薬指(・中指)を意識してしっかり握る。桴を持つ時だって、小指・薬指(・中指)を意識してしっかり握れば、桴はしっかり保持される。
アームショット・リストショットだけを使って
フィンガーショットを使わない場合には、この持ち方が良さそう。桴が太いときとか、「子供なので握力が弱い」とかの場合も…。
アームショット・リストショットだけでなくフィンガーショットも使う場合には、親指と人差し指で桴の支点を作り、他の三本の指は「桴を蹴る」のに使う。その場合の持ち方は…
『桴を床に置き、手のひらの「手首の付け根のへこんだところよりちょっと小指側の膨らんだところと、人差し指の第2関節あたりとを、結んだ線」が桴と重なるようにかぶせます。
次に、人差し指を桴に巻き付け、さらに「親指の腹が、人差し指と対向する」ように桴を押え、人差し指と親指で桴を持ちます。
このとき、「親指と人差し指とが桴を取り巻くように輪を作っている」のでは無いことに注意してください。
「親指の腹」と「人差し指の腹または第1関節あたり」とで桴の両側から挟むような感じになります。親指の先と人差し指の先の間には隙間があります。
そして、親指の付け根と人差し指の付け根の間は、キュッと締まった感じになります。
こうして「桴の支点」を作ってから、中指・薬指・小指を桴に添えます。このとき、小指を立てないように注意しましょう。』という持ち方である。
どちらが正しいとか間違っているとかではなく、太鼓や桴の太さや欲しい音や…、いろんな要因で持ち方は変わる。
わざと太鼓の面に桴を押し付けて濁った音を出す場合だってあるし…。
一曲の中で変えたり持ち直したりすることだってザラにある。というわけでケースバイケースです。
あっ、あたりまえですが「抱え桶両面打ち」なんて場合は、桴の持ち方がぜんぜん違いますよ…。
この方法だと、コードの「捻じれ」が起きないので、芯線(コードの中の電線)を傷めないし、次に使うときにコードを伸ばし易い。
ちょうど「8の字を作って、それを二つに折った」のと同じ形になるので「8の字巻き」という。
「腕を糸巻きのように使ってグルグルと巻き取っていく」などということは、絶対にしてはいけない。
「黒玉」と「棒」と「旗一個」で表される。
太鼓楽譜の口唱歌では、比較的リズムが粗い曲の場合には「ド」「コ」「テ」「ケ」「ツ」「ク」…などと言われることが多く、
比較的リズムが細かい曲の場合には「ドン」「トン」「テン」…などと言われることが多い。
太鼓楽譜の口唱歌では、比較的リズムが粗い曲の場合には「ス」「ン」…などと言われることが多く、
比較的リズムが細かい曲の場合には「ウン」…などと言われることが多い。
端がピンと立った「白鉢巻」とか、豆絞りの「ねじり鉢巻」とか、
中に針金の芯が入った紐状の「結上鉢巻」とか…。
とりあえず、頭に締める。(蛸の鉢巻きは胴体に締めているが…)
「法被」は、「半纏」よりも裾丈が長く、裾や袖口が広く、襟を返して着るものだそうだが、
現在一般的には、「法被・半纏」はほとんど区別無く、「法被=祭半纏・印半纏」の意味で使われたりしている。
『初めて法被を着た気分はどう?』『ハッピー』という駄洒落のネタになったりする。
舞台の大きさによっては複数のバトンがある場合が多く、たいてい番号がついている。
吊るすものが「照明装置」なのか「幕や舞台道具」なのかが決まっている場合も多く、その場合には「照明バトン」「美術バトン」と呼ばれる。
ちなみに、バトンの操作中(上げ下ろし中)は、舞台上に近づいてはいけない。
このリズムの話題が出たら「アメマー」というギャグを言うと、関西地方ではウケるらしい。
(うしこ様ご提供)
右手と左手のバランスが悪い場合、本人は「トコトコ」と左右同じように打っているつもりでも、実際には「トッコトッコ」となっているときがあある。
そうすると、「そこ、跳ねないように」と注意される。
利き腕でない方がうまくコントロールできない場合、本人は「トンッコトンッコ」と正しく付点を付けて打っているつもりでも、
実際には「トッコトッコ」と(三連符の2個と1個に)なっているときがあある。そうすると、「そこ、きちんと跳ねるように」と注意される。
『バミテください』と言われたら、ビニールテープ(あるいは畜光テープ)をほおり投げてあげましょう。
(番頭様ご提供)
たいてい「ビニールテープ」とか「蓄光テープ」とかが使われる。まちがっても、舞台床に直接書いてはいけない。
舞台を使った後は、必ず全部はがさなければならない。中には「バミリ禁止」の会場もあるので要注意。
その印は、たいてい「ビニールテープ」とか「蓄光テープ」とかが使われる。
付けた印(テープ)そのものは、「バミリ」(「場見る」の名詞形ですな)と言われる。
肌に直接着たり、サラシを巻いてその上に着たり、鯉口シャツを着てその上に着たり…。
お腹のところに「ドラえもん」みたいなポケットがついていたりする。このポケットを「ドンブリ」と言う。
名詞形は「バラシ」
ちなみに「タコ」とは「股引」の隠語だそうである。時代劇用語では「キマタ」と言うらしい。
「半纏」は、「法被」よりも裾丈が短く、裾や袖口が狭く、襟を返さずに着るものだそうだが、
現在一般的には、「法被・半纏」はほとんど区別無く、「法被=祭半纏・印半纏」の意味で使われたりしている。
用途やデザインによって、「長半纏」とか「袖無し半纏」とか、火消しの「刺子半纏」とか、背中に字や紋をしょった「印半纏」とか…。
ちなみに、法被・半纏をクリーニングに出すときは、「水洗い」と指定しないといけない。
万が一ドライクリーニングされたら、染めが色落ちしてたいへんなことになる。
「一枚の紙」の場合もあれば「豪華製本された冊子」の場合もあるし、
「タダで無条件に配られる」場合もあれば「別途有料」の場合もあるし、「そんなものは用意されない」という場合もある。
「演奏曲目を書いた一枚の紙」を『プログラム』、『種々の情報満載の小冊子』を「パンフレット」と区別する場合もあれば、
ひっくるめて「パンフレット」とか「当日パンフ」とか言う場合もある。
ふ
反対語は「フォルテ・フォルテシモ・メゾフォルテ」です。
この「強い・弱い」というのは、あくまでも相対的なものだそうですが…。
ちなみに、「もっと弱く=ppp(ピアニシシモ)」「もっともっと弱く=pppp(ピアニシシシモ)」…どこまでいくんだろう…って、聞こえなくなるまで。
太鼓で弱い音を表現しようとする場合には、単純に弱く打つだけだと「芯の無い頼りない音」になってしまうので、
「フィンガーショット」で「縁に近い部分を打つ」とかのテクニックを使ったりするそうです。
余談ですが、楽器の「ピアノ」は「弱い音も強い音も自由自在に出せる=ピアノフォルテ」が語源です。で、楽器構成表などでは「ピアノ」を「pf」と書くんだそうな。
余談だが、昔は「太鼓の音」はその音量や音質から、「PAシステムの限界の外側」だといわれていたが、
現在のPA器材は、恐ろしく性能が良くなり、太鼓の音もマイクで拾い、PAを通して音を出すことが多くなった。
これは、「会場内のどこの位置にいるお客さんにも、同じ品質の音をお届けする」という配慮だそうである。
特に太鼓の舞台の場合には、舞台衣装の一部でない限り「光り物」禁止です。
爪先を外側に向け、膝を爪先方向(つまり外側)に曲げて、膝を使って腰を移動させる。
もちろん、極端に腰を移動させたら、それはそれで変なものになるが…。
ちなみに、太鼓の面が水平に近い場合は、桴を上げる(引く)方向が身体の前方(太鼓の真上)になる。
そうすると、身体の動きには上下動も加わるが、その上下動も「膝で受ける」とカッコイイ(と思う)。
とうぜんながら、膝が伸びっぱなしで「棒立ち」になっていては「膝で受ける」ことはできない。
相対する言葉に「腰で受ける」というのもあるので、そちらも参照してください。
でも、たいていは山台と区別無く使われていたりします。
洋楽の笛では、息を震わせ「ビブラート」させることがあるが、篠笛では原則として「ビブラート」禁止である。
ちなみに、「頭」は「笠のように丸く」なっているのだが、「足」というか「釘」の部分は、丸い(円柱釘)ものと、四角い(角柱釘)ものがあって、
四角いものの方が、よりしっかりと止まるらしい。
えっ、そんなことぐらい言われなくても解っているって…。失礼しました。
締め太鼓に対する言葉らしい。
長胴太鼓や平太鼓などを総称して、こう呼ぶこともあるらしい。
(うしこ様ご提供)
これ以上の説明は、『伏せ置き』の項を見るべし。
長さは、平台の大きさに合わせて「3尺」「4尺」「6尺」などがあり、高さは(平台と合わせて)「2尺1寸高さの台(中足)」「2尺8寸高さの台(高足)」の2種類がある。
単に『足』とも呼ばれたりする。
これ以上の説明は、『伏せ台』の項を見るべし。
ところで、『平台』と言うと、『舞台用語』の『平台』と間違えそうで恐い。
太鼓関係者以外の人がいる場合には、『平台』と言わず『伏せ台』と言った方が良いかもしれない。
箱馬や開き足の上に乗せて組んだりする。
時にはそのまま置いたり、積み重ねたり…。
枠状の台に取り付けて縦置きで使ったり、狭い山車屋台の中で吊るして使ったり、締め太鼓と同じように平置きにして使ったり…。
大型のものは、三本足や四本足の台の上に平置きにして使って、重低音を出したり…。
ちなみに、長胴太鼓を平置き(伏せ置き)にしても、「平太鼓」とは呼ばない。あたりまえか。
ついでに、「長胴太鼓」に対して「短胴太鼓」とも呼ばない。
「山台組みます?」「いいえ、ヒラでやります。」と使われたりする。
太鼓や民舞の舞台でピンを張れる人は、ものすごい力量のある人です。
ちなみにピンスポで演者を追っかけることを「フォロー」というそうです。
どんなに移動してもマイクから離れてしまうことはないが、そのかわり、マイクと音源(口とか笛とか)の距離を途中で調節することはできない。
へ
ほ
「中指・薬指・小指」に力が入るのは、ほんの一瞬だけであり、次の瞬間にはもう緩んでいる。
桴を5本の指でしっかり握り込んでしまうと、この打ち方はできない。
たいていは、「アームショット」→「リストショット」→「フィンガーショット」
という一連の流れで行われるが、速いテンポや細かいリズムの場合には、「リスト」→「フィンガー」だけとか、「フィンガー」のみで打たれる。
逆に、「桴をしっかり保持しないと太鼓に負ける」ような場合には、「アーム」→「リスト」とかで、薬指・小指でしっかり桴を保持して、「フィンガー」を使わない場合もある。
フィンガーショットをマスターすると、より鋭い音が出せるとか、速くて細かいリズムでも自由自在にアクセントをつけることができるとか、
ロールがやりやすくなるとか…、とにかく表現が広がるのだが、それにはあくなき訓練が…。
余談だが、太鼓を打つときに「小指が立っている」人を時々見かけるが、みっともないから止めましょうね。
ステージ上でもっともポピュラーなマイクスタンドだったりする。
音響では、徐々に音量を下げる(小さくする)こと。
「徐々に」部分の反対語は「カットアウト」、「下げる」部分の反対語は「フェードイン」。
音響では、徐々に音量を上げる(大きくする)こと。
「徐々に」部分の反対語は「カットイン」、「上げる」部分の反対語は「フェードアウト」。
反対語は「ピアノ・ピアニシモ・メゾピアノ」です。
この「強い・弱い」というのは、あくまでも相対的なものだそうですが…。
ちなみに、「もっと強く=fff(フォルテシシモ)」「もっともっと強く=ffff(フォルテシシシモ)」…どこまでいくんだろう。
ラジオ体操の「深呼吸」は、胸を広げて(胸の筋肉を使って)息を吸い、力を緩めて息を吐く。これを「胸式呼吸」という。
笛を吹く時や唄を歌うときは、上体を楽にしたまま、お腹をしぼって(腹の筋肉を使って)息を吐き、力を緩めて一瞬で息を吸う。これが「腹式呼吸」です。
たくさん息を吸おうと思って、吸うときに胸を使ってしまうと、「腹式呼吸」でなくなってしまい、かえって息がコントロールできなくなります。
「腹式呼吸」なら、息を吐く強さや長さをコントロールできます。たぶん…。
「揃い打ち」とも言う。
足は軽く開き、利き手側の足はやや後ろに引き、反対の足は、やや前方に出、つま先はやや外側を向き、膝をつま先方向に軽く曲げて腰を落し、
自分の懐に太鼓を抱え込むぐらいの感覚で立ち、いざ打たんとするその時、桴は、「上から下へ」振り下ろされる。
完全に水平に置く場合もあれば、前(客席側)を少し上げる場合もある。特に太鼓が大きくなると、前(客席側)を少し上げないと叩きにくい。
逆に、一つの太鼓を複数の人数で一度に叩くような演目では、完全に水平に置かないと叩きにくい。
いずれにしても、伏せ台(平台)を使う場合が多い。
だってそうしないと、床側の革の振動が死んでしまって音量も響きも損をするし、それに、床に直接あたって革を傷めそうなんだもの。
「平台」とも言う。
板一枚のものから、キャスターのついたものまで、様々。
下になった方の革が床と擦れて傷つくのを防ぐとともに、下になった方の革から出る音をちゃんと出してあげる役割も持つ。
そう、太鼓の音は、打っていない方の革からも出ているんですねぇ。
この人に逆らったら、舞台上では生きていけない。
桴の腹の部分で太鼓の角を叩くと、歌口が欠けたりするので、良くないとされる。
桴の先や腹の部分で鋲を叩くと、桴がいたんだり鋲がいたんだりするので、良くないとされる。
一番被害が少ないのは、桴の腹で鋲と歌口の間を叩くという事になるのだが…、熱の入った演奏中にそんな細かいところにまで気が回らない。
結局、太鼓屋さんに言わせると「縁打ちなどしない方が良い」ということになる。
縁打ちを多用する「八丈島太鼓」は…と思ったら、「八丈島」用の太鼓はあらかじめ「縁」を叩き固めてから作るんだそうだ。
その音符(休符)のすぐ右側に付けられる。
たとえば八分音符に付点が付くと、その長さは「八分音符+十六分音符」となる。
さらに付点が付くと、元の長さの「1/4」の長さを加える。
たとえば八分音符に複付点が付くと、その長さは「八分音符+十六分音符+三十二分音符」となる。
紫外線だから、目には見えない。しかし、蛍光塗料を塗ったものは、紫外線があたると光る。
で、蛍光塗料を塗った桴をもって、舞台上を真っ暗にし、ブラックライトをあてると…。
反対に、「後から画面の中に入ってくること」「照明がついた後から、演じながら舞台上に出てくること」は「フレームイン」と言う。
「出」とも言う。
反対に、「画面の中からいなくなること」「演じながら舞台上からいなくなっていくこと」は「フレームアウト」と言う。
単に「プログラム」と言うと、「演奏曲目」のことなのか、「曲目を書いた、お客さんに渡す印刷物」のことなのか区別がつきにくいので、
後者は「パンフレット」と言う場合もある。
後者の場合、『都合により、演目は変更になる場合があります』という一文がはいることも。
ここに、上から下からいろんな色の光を当てて、背景や無限の空間を作り出す。
なお、『ホリ』の裏を通って上手と下手の間を行き来することができる場合があるが、
その場合には、絶対にこの幕を揺らしてはいけない。(というか、できれば通らない方が良い。「通っちゃいけない」という人も…)
お化けが出るときの「ヒュー」というのは、この「ポルタメント」です。
本ベルを入れない場合も多い。
開演5分前に入れるのは「一ベル」と言います。
辞典 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行
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