WebMasterのmaroが思い込みとうろ覚えでお送りする・・・
極私的「太鼓用語・舞台用語」辞典
このページは、極めて私的に、かつ、作者の思い込みとうろ覚えで作成されたものです。
作者の周りでだけ通用するもの、全国的な言葉でないものも含まれています。
このページの記述を信じ込んだ結果、あなたがいかなる被害を受けようとも、
作者は一切関知致しませんので、予めご承知置きください。
あきらかな間違いを見つけた方、「この言葉をこの意味で載せて欲しい」という方、
ご意見ご希望のございます方は、メールでこっそり作者にお知らせください。

   
   



まえ 【前】 (舞台)
舞台上の、客席に近い方向。
舞台上の「四方向」は「
上手」「下手」 「前」「」なのです。 「前」の反対側は、「奥」です。
だから、「もう少し前へ」と言われたら、自分の向いている前方ではなくて、「舞台の前方向へ」の意味かもしれません。

まく 【巻く】 (舞台)
開演や終演、舞台進行が、予定の時刻より早まること。
反対語は「
押す」という。
押していると、「巻きでお願いします」と言われたりする。そうなると、予定していた曲を省いたりして…

まくあい 【幕間】 (舞台)
舞台転換や休憩など、「幕」が下りているあいだのこと。
いわゆる「休憩時間」の事です。
これを「まくま」と呼ぶと、恥をかく事になります。
ついでに、この間に食べるお弁当が「幕の内弁当」らしい。

またびき 【股引】 (太鼓衣装)
股引(ももひき)」の言い換え。

またわり 【股割り】 (太鼓一般)
準備運動の一種。足を「肩幅よりやや広い」ぐらいに開いて立つ。爪先をやや外側に向ける。上体は自然にまっすぐしたまま、そのまま膝を爪先方向へ曲げて腰を落す。
このとき、「膝が内側に曲がらない」ように注意する。
「腰を上げて・下ろして」の上下動を行ったり、腰を落した状態で「左右」に平行移動させたり…。
この「股割り」は、
太鼓を打つときの基本姿勢の一つだが、あまりやり過ぎると、太股が筋肉痛をおこして、トイレでしゃがめなくなる。

まつりたび 【祭り足袋】 (太鼓衣装)
滑らないように、裏にゴムの張ってある足袋
色は白だったり黒だったり…。高さも、足首ぐらいまでのものとか、もっとずっと上まで有るものとかがある(小鉤(こはぜ)の枚数で表示してある)ので、 購入するときには、足の大きさだけでなく、小鉤(こはぜ)の枚数にも注意しよう。

まめしぼり 【豆絞り】 (太鼓衣装)
豆粒みたいな小丸を、いっぱい染めた手拭い。略して「マメシボ」とも言う。
これをグルグルとねじり上げ、頭に巻き、端を挟み込んで上にピンと上げれば、「ねじり
鉢巻」の一丁上がり。

まわしうち 【回し打ち】 (太鼓奏法)
一台の太鼓に対し、奏者がどんどん交代しながら打つ打ち方。
「八丈島太鼓」や「三宅島木遣太鼓」など、この奏法をとる太鼓はけっこう多い。そのほか、部分的に「回し打ち」が入っている曲も多い。
ちなみに、「八丈島太鼓」にはもともと『まわしうち』という演奏スタイルは存在しなかった。 が、演奏持ち時間が短い場合には、なるべくたくさんの手(リズム)を見てもらうためにと、本来一人づつで終わっていた
下拍子を止めずに、 どんどんと表打ちを交代するようになったそうだ。そこから、近年では練習の時などに取り入れるチームが多くなったということです。 (この文、るみこ様ご提供)

みきれる 【見きれる】 (舞台)
お客さんに見えてはいけないものが、見えてしまうこと。舞台裏が観客席から見えること

みやけだい 【三宅台】 (太鼓道具)
『三宅島木遣太鼓』をステージ上で演奏するときに使用する台。 この演目は低い位置に横向きに置いた長胴太鼓を、腰をものすごく落して水平に打つという特殊な打ち方をするので、 台もこれ専用のものが必要になる。
アマチュアサークルなどでは、「アダプター方式」にして、「板を付けると三宅台・板を外すと秩父台」としているところも多い。

みみ 【耳】 (太鼓道具)
長胴太鼓などで、太鼓を作る時にを引っ張るために利用した部分を切り落さないで残してある場合がある。 この部分を『耳』という。
革が緩んできて音が低くなってきたとき、もしも革が傷んでいなければ、「引っ張り直す」ことができる。 で、もともと「耳」は切り落されるべき物だったのだが、耳があると「引っ張り直しがしやすい」(耳が無ければ引っ張り直せないということではない)ということで、 音の高さが重要な「組み太鼓」が流行って以後、耳を切り落とさない場合が多い。

みやだいこ 【宮太鼓】 (太鼓道具)
『樽型』にくりぬかれたに、 を張ってでとめた和太鼓。 『長胴太鼓』の別名。
あくまで「別名」であって、「別物」ではない。
よく神社仏閣に置かれているので、この名が付いたのだろう。「神社にあるのが宮太鼓で、お寺にあるのが寺太鼓」というのは、真っ赤なウソ。

めいてん 【明転】 (照明)
照明を点けた「明るい状態」で舞台転換すること。「明転(あかてん)」「見せ転換」とも言う。
反対語は「暗転」です。

めんうち 【面打ち】 (太鼓奏法)
太鼓の『』を叩く奏法。
「これって、普通の打ち方だ」って思った人。あなたは正解です。

もぎり 【モギリ】 (一般)
チケットの半券を切り離す人。あるいはその場所(つまり、お客さんの入場口)。

もたれる (音楽一般)
正確な拍のタイミングよりも、微妙に遅く(気持ち遅れめに)音を出すこと。反対語は「食う」。
たとえば笛を吹くときに、フレーズの前半を「食い気味」に、フレーズの後半を「もたれ気味」にすると、フレーズの情感が出る。
しかし、あまり極端に行うと、曲の雰囲気を壊す。

もにた 【モニタ】 (音響)
客席に向けて出している音を、ステージ上の演者に向けて出すこと。または、そのための機器(スピーカーなど)の総称。
返し」とも言う。「フォールドバック」とも言う。
これ以上の説明は、「返し」の項を参照してください。

ももひき 【股引】 (太鼓衣装)
股上部分が「重ね合わせ」になっていて、脚部分が細く筒状になっているという、ズボンみたいなもの。
この形を言葉で説明するときに、ある人が「ちょっと変わった格好をしているんですが、右と左が別れていて…」と言ったら、 「右と左が一緒だったら、スカートだ」とチャチャを入れられていた。
足首まであるのが「股引」で、太股までの長さのものが「
半股引」。キマタとも言う。
太鼓・祭り衣装としてはこの形だが、一般社会では「ももひき」と言うと「駱駝のモモヒキ」を連想されるので、 「マタビキ」と言い換えている人も多い。



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