WebMasterのmaroが思い込みとうろ覚えでお送りする・・・
極私的「太鼓用語・舞台用語」辞典
このページは、極めて私的に、かつ、作者の思い込みとうろ覚えで作成されたものです。
作者の周りでだけ通用するもの、全国的な言葉でないものも含まれています。
このページの記述を信じ込んだ結果、あなたがいかなる被害を受けようとも、
作者は一切関知致しませんので、予めご承知置きください。
あきらかな間違いを見つけた方、「この言葉をこの意味で載せて欲しい」という方、
ご意見ご希望のございます方は、メールでこっそり作者にお知らせください。
あ い う え お | は ひ ふ へ ほ |
か き く け こ | ま み む め も |
さ し す せ そ | や ゆ よ |
た ち つ て と | ら り る れ ろ |
な に ぬ ね の | わ を ん |
あ
い
『禁句』となっているところが多い。
打ち下ろすときは、素早く肘を引き、身体のすぐ近くを桴が一瞬で通る。桴先は打面に垂直に一直線に太鼓の打点に向かう。
腕は鞭のように見え、桴が回るように見える。
通常は、桴が革にあたる直前に
「リストショット」→「フィンガーショット」と移行していく場合が多い。
が、大太鼓で「おもいきり力強い音」を出すために、桴を「薬指・小指」でしっかり握り込んで、そのまま拳ごと革に打ち付ける…などということを
する場合もあるようだ(痛そう…)。
反対語は「暗転」です。
余談だが、「あかてん」という語感に恐怖心を持つ学生さんは、多いかもしれない。
任意の位置に自由自在にアクセントを付けるのは、大変難しい。特に「利き腕でない方」にアクセントが来ると…。
「ギャラはアゴアシ込みでこれだけです」などと言われたら、
「お弁当は出ませんし交通手段も用意しませんので、食事代も交通費もその中で賄ってください」という意味です。
本来は「ホールの鍵が開く時刻」のことらしいのですが、仕込みの手順などで、
舞台・照明・音響で入りの時間が違う場合もある。
人によっては、「漠然と午前中」だったりもするらしい。
交通費のこと。「アゴアシ込みで」などと使われたりする。
『馬』とも言う。
「頭出し」のできていないテープは、音響さんに受け付けてもらえない。
「する」というのは縁起が悪いので、「あたる」に言い換えられることがある。「すりばち=あたりばち」とか「するめ=あたりめ」とか…。
反対語は「リタルダンド」です。
あくまで、「意図的にテンポを速くしていくこと」であって、「結果としてテンポが速くなること」ではない。
ホリゾント幕の直前のバトンに取り付けられ、ホリゾント幕を上部から照らす。
いろんな色(3色〜6色ぐらい)のライトが、一列に並んでいる。これで、背景の上部の色を作る。
ちなみに、ホリゾント幕を下部から照らすのは「ローホリ」です。
「間違い」と「アドリブ」の境目はないのが普通。
篠笛で、ある音から他の音に変化するときに一瞬だけ入れる装飾音。
あるいは、同じ高さの音が続くときに、拍を意識的に表現するために一瞬だけ入れる装飾音。「切り」とも言う。
装飾音を入れる動作を「打つ」といいます。
この装飾音があるかないかで、「篠笛らしさ」が出るかどうかが決まる…といったら過言かな。
でも、いれすぎると「曲の雰囲気が変わってしまう」こともあるから、ご注意を。
あるいは、プログラムには載っていないが、予定された最後の演目。
アンコール曲を用意してあるときは、ちゃんと客席から『アンコール』の声がかかるように、あらかじめ手配しておきましょう。
反対語は「明転」です。
ちなみに、「本当に真っ暗」にしてしまうと、舞台転換がやりにくい場合には、青い照明だけを残す場合もあります。
暗転中にこの幕を下ろして、その中を(舞台上を)明るくして転換するために使用します。
う
反対語は「死んでる」といいます。
照明がつく前に、既に舞台上でスタンバイしていること。
あとから舞台上に入ってくるのは「フレームイン」とか「出」とか言うそうです。
開演時に鳴るのは、「二ベル」とか「本ベル」とか言う。
でも、本ベルを鳴らさない場合も多いので、一ベルが鳴ったら素直に着席しましょうね。
ちなみに、「ベル」は「鳴らす」ものではなく「入れる」ものだそうです。「一ベル入りまーす」とか。
曲の途中とか最後とかに、「溜め」を作ってから「ドン」と打つ。
ちなみに、「一発打ち」に限らないのだが、太鼓を打つときには「桴先」が「太鼓の面」に向かって垂直に(「地面に対して鉛直に」ではない)、
直線的に最短コースで打ち下ろされるのが「基本」とされている。
(あくまで、「桴先が」であって、「桴全体が」とか「腕が」直線的に最短コースではないことに注意してください。)
だから、太鼓の面が「床と水平」なら、桴を上げる方向は「太鼓の真上」であって、そんなには「後ろ方向」へは引かない。太鼓の面が傾くに従って、それに合わせて桴を引く方向が決まる。
これが、太鼓を打つときに「大きく力強く見せる」コツだそうです。
もちろん、例外もありますし、意図的に変える場合も多いんですけどね。
会場に到着する時刻のこと。「入り時間」とも言う。
最近では、この「インカム」のヘッドセット(片耳だけのヘッドフォンにマイクが着いた…)の事を、「インカム」という事もあるみたい。
「そこは、リットしないで、インテンポで。」とか、「そこの間(ま)は、インテンポで八拍。」とか、
「そこの笛は、テンポを揺らさないで、インテンポで吹いてください。」などと使われる。
どうしてこう呼ぶかと言うと、高い櫓を立ててその上から撮影した映画のタイトルに由来するらしい…。
え
ここに息をじょうずに吹き込むと音が出る。ただ吹くだけでは音が出ないこともある。
ここが欠けたり凹んだりすると「革が緩むし、音色も悪くなるし…」という、非常に大事な部分。
太鼓を運んでいるときに、中で「カラカラ」と音がする場合には、歌口が欠けて中に木片が転がっているケースが多い。
いろんな大きさの団扇太鼓をずらっと並べると、音階が作れるので、組み太鼓の一部として使われたりもする。
篠笛の場合には、一つの高さの音が続くときに、拍を意識的に表現するために一瞬だけ装飾音を入れる動作。
あるいは、ある音から他の音に変化するときに一瞬だけ装飾音を入れる動作。
指で笛を「打つ」ので、こう言う。
詳しくは「切り」を参照してください。
『足』とも言う。
『八分音符一つ+十六分音符二つ=一拍』のリズムの呼び名。
音符を見たい人は、ぽんぽこTOPベージを見てください。
太鼓曲の多くは、この「裏打ち」に「表打ち」が乗っかる形式が多い。
特に、一つの太鼓の両面を(二人で)打つときに、この言葉が用いられることが多い。
対する言葉に「表方」というのもあったりする。
たとえば「4拍子」を「八分音符」で数えると「1ト2ト3ト4ト」となるが、
その「・ト・ト・ト・ト」のほう。
「1の表、2の裏、4の表」と言えば、「ドーンドーンドン」というリズムになる。
若者がごく普通に手拍子するときの拍。
反対語は「下拍子」。
お
特に組み太鼓でよく使われるようだが、
その理由は、太鼓を並べたときに打面の高さが揃うよう、調節できるような仕組みになっているからであるらしい。
似て非なるものに「リバーブ」があるが、ちゃんと区別する場合もあれば、両方まとめて「エコー」という場合もあり、
どちらも機械で「音を遅らせて」作るので、「ディレイ」と総称したり…。
袖幕の間などに、スタンドなどで置く。
たいていは立ち台の一種だが、そうでないものも…。
ホリゾントに、雲や炎や波などの『効果』を投影するための機械とか照明装置。
ごく希に、「マイク・コントローラ」の略だと思っている人がいるが、「MC」にはマイクの音量を制御する仕組みはついていない。
しかし一部では、「締め太鼓」と「中太鼓」しか持っていないときに、
「中太鼓」の事を「大太鼓」と呼んでいたりすることもあるから、ややこしい。
さらに「大胴」という言葉も有って、ごっちゃにされちゃったりすると…。
「大太鼓」「中太鼓」とくると、「小太鼓」と言ってしまいそうだが、和太鼓の世界では『小太鼓』という表現はあんまり無いようだ。
いわゆる大太鼓のサイズが無くても、こう呼ぶそうです。
とくに江戸方面の御囃子などでは「締め太鼓2台+長胴太鼓(または御囃子太鼓)+笛+鉦」の5人でお囃子をするらしいのだが、
そこで使われる長胴太鼓や御囃子太鼓を、「締め太鼓」に対する言葉として、「大胴」と呼ぶそうです。
この世界では、桶胴太鼓の略称です。大きさや用途によって「大桶」とか「かかえ桶」とかって使われ方をする。
一般世界の「桶」には「底」が有るが、太鼓世界の「桶」には「底」が無い。
あと、「『桶の用意は?』『OK!』」という駄洒落に使われる。
小型のものは「肩から吊るして、抱えて」使ったり、「身体の正面に、たすきで括り付けて」使ったり、
中型のものは「専用台に縦置きにして」使ったり、巨大なものは「やぐら状の台に横置きにして」使ったりするようだ。
たいていは、「金枠に革を張り、それを桶の両側に当てて、紐で締める」という構造のため、紐の締め具合である程度の音程調整ができる。
「桶の胴に直接、革を鋲で留める」太鼓や、「金枠を使わずに、直接革を紐で引っ張る」太鼓もあるらしい。
舞台上の「四方向」は「上手」「下手」
「前」「奥」なのです。
「奥」の反対側は、「前」です。
反対語は「巻く」という。
「10分押していますので、休憩無しで行きます」とか…。
反対語は「おはようございます」
(番頭様ご提供)
絶対に、「落下させること」では無い。
きめられた位置よりも前に出てしまうと、「お化け」になるんです。
江戸方面の御囃子で良く使われるので、この名が付いたらしい。
よく、助六台において使用されたりする。
現在が何時であるかは、一切関係ない。
反対語は「お疲れ様でした」
太鼓演奏の場合、ホール公演ではあまり見かけないが、屋外イベントではたまに見られることがある。
ごく希に、舞台から客席に向かって投げられることもあるらしい。
「マイクのスイッチをOFFにする」ことではありませんので念の為。
反対語は「オンマイク」です。
マイクを離す(オフにする)と、当然音量は下がり、回りの音を拾い易くなる。そのかわり、「息が直接かからない」などのメリットもある。
「裏方」に対して使われる場合がある。
たとえば「4拍子」を「八分音符」で数えると「1ト2ト3ト4ト」となるが、
その「1・2・3・4・」のほう。
年配の日本人がごく普通に手拍子するときの拍。
「マイクのスイッチをONにする」ことではありませんので念の為。
反対語は「オフマイク」です。
マイクに近づく(オンにする)と、当然音量は上がり、回りの音が入りにくくなる。
あまり近づくと、「息が直接かかる」「低音が強調される」ということもある。
最近は、太鼓一台一台の音をオンマイクで拾う事も多い。
「玉」と「棒」と「旗」とで構成されており、棒や旗の有無で音の長さが決まる。
「おたまじゃくし」とも呼ばれるが、「手が出て足が出る」ところを見たことはない。
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