WebMasterのmaroが思い込みとうろ覚えでお送りする・・・
極私的「太鼓用語・舞台用語」辞典
このページは、極めて私的に、かつ、作者の思い込みとうろ覚えで作成されたものです。
作者の周りでだけ通用するもの、全国的な言葉でないものも含まれています。
このページの記述を信じ込んだ結果、あなたがいかなる被害を受けようとも、
作者は一切関知致しませんので、予めご承知置きください。
あきらかな間違いを見つけた方、「この言葉をこの意味で載せて欲しい」という方、
ご意見ご希望のございます方は、メールでこっそり作者にお知らせください。
あ い う え お | は ひ ふ へ ほ |
か き く け こ | ま み む め も |
さ し す せ そ | や ゆ よ |
た ち つ て と | ら り る れ ろ |
な に ぬ ね の | わ を ん |
か
き
「モニタ」とも言う。「フォールドバック」とも言う。(「フィードバック」ではありません。)
大きなホールでは、「舞台の音・スピーカーの音」が「客席の壁」で反射して「演者」に返ってくるまで時間がかかるので、ズレてしまう。
で、演者に向けて専用スピーカーを置き、このズレが起きないようにする。
屋外のステージでは、「舞台の音」も散ってしまい、「スピーカーの音」は反射するものも無いので、舞台上で聞こえない。
で、演者に向けて専用スピーカーを置き、他の演者の音も聞こえるようにする。
大音量を出している楽器の演者は、他人の音が聞こえない。で演者に向けて専用スピーカーを置き…(以下略)。
屋外イベントなどでは「楽屋無し」の場合も多い。そうすると衣装に着替えるのに一苦労。
舞台袖で行われることが多い。
その場合、「カフ(カフボックス)」と呼ばれる「陰アナ用のマイクの音量を調節したり切ったりする」簡易装置がついている場合も多い。
でもって、話す人が自分で操作する。
けっして、お花をいっぱい飾り付けることではない。
音響では、急に(スパッと)音量を下げる(小さくする)こと。
「急に」部分の反対語は「フェードアウト」、「下げる」部分の反対語は「カットイン」。
音響では、急に(スパッと)音量を上げる(大きくする)こと。
「急に」部分の反対語は「フェードイン」、「上げる」部分の反対語は「カットアウト」。
舞台上の「四方向」は「上手」「下手」
「前」「奥」なのです。
「上手」の反対側は、「下手」です。
ありとあらゆる物を固定するために重宝されるスグレモノ。
和太鼓の場合、多くは「牛の革」が張ってある。
オスよりもメスの方が、肌が木目細かくて良いそうだ。2歳〜4歳のメスの牛の革が最高らしいのだが、私は革を見ても雌雄や年齢が判らない。
大きな太鼓になると「背中の線」が入る。背中の線がちょうど中心を通るように革を取るのだそうだ。背中の線は、強度や音色の点から、直接打たない方が良いんだそうな。
肩から吊るして抱えて打つような、比較的小型の桶胴では、馬の革もよく使われる。牛の革とはちょっと異なった音色になるみたい。
革の強度の違いから、馬革の太鼓は「おもいっきりバンバンに打ち込む」には適さないらしい。
遥か昔には、「牛の革」よりも「馬の革」の方がポピュラーだったという説もあるが、真偽不明。他にも、山羊の革の太鼓もあるらしい。
「皮」と書くか「革」と書くか…、国語辞典的には「なめしてあるもの=革」で、「皮」は加工の有無を問わず総称らしいのだが。
ちなみに、『牛の皮』を略して『牛皮』と書くと、和菓子の材料になってしまうので注意。
もともと、太鼓は「吊り下げて」使うものだった。大きな太鼓だと、革に「背中の線」が入っていることがあるのだが、
その時には「背中の線」が「鉛直方向」になるように太鼓を置いて、左右の手で「背中の線の左右両側」を打つのが、良いということになる。
という事は、太鼓を吊り下げたときに、ちょうど「背中の線」が「鉛直方向」になるように「カン」が取り付けられていることになる。
それをそのまま、平置き(伏せ置き)に当てはめて考えると、
カンの位置が、正面から見て「前後」ではなく「左右」になるように置くことになりそうだ。
もちろん、中太鼓では「背中の線」は関係ないのだから、どちら向きに置いたってかまいはしないんだけど。
「カンを利用して板を支えにして斜めにする」置き方だってあるのだから。
ただ、ステージ上で見たときに、カンが「あっちむいたりこっちむいたり」っていうのは、あんまりみっとも良くないような気がするのは私だけかなぁ。
ところで、『カン』は太鼓のどちら側に付いているかご存知でしょうか? 答えは「外側」です。
これよりもう1オクターブ高い音を「大甲」といい、
1オクターブ下の音は「呂音」という。
ちなみに、「甲高い(かんだかい)」という言葉は、この「甲音」が語源らしい。
く
打ち合わせの席で「キッカケは?」と聞かれたとしても、それはけっしてあなたと恋人とのなれそめを尋ねている訳ではない。
「半股引」のことを「キマタ」という人もいれば、「股引」全般を「キマタ」と言って「半股引」のことを「半キマタ」という人もいる。
「客電が点いたから、もうアンコールはないね…」などと使う。
「ここのキャパは1500です」などと使う。
あたりまえだが、出演料には税金が掛かる。出演者に直接支払われる場合には、主催者側が税金分を源泉徴収する場合がある。この「税金」は「一割」となっている。
そこで、「手取り3万円」のギャラの場合、主催者は出演料を「3万3千3百3十3円」とし、出演者に「3万円」を渡し、「3千3百3十3円」を納税する。
この風習を『並び』と称するそうだ。
「開場や開演してもOKだよ」という合図も「キュー」です。
太鼓の場合は、「音を消す」ということはできない(しない)ので、
「八分音符+八分休符」は「四分音符」と同じ意味になる。
しかし、太鼓の楽譜で「休符」が出てくる場合には、もちろん単なる「打たないタイミング」という場合もあるが、
時には「拍」を意識する記号であったり、「間(ま)」を意識する記号であったり、「溜め」を意識する記号であったりする場合もある。
「拍」を意識するって言うのは、たとえば「ドーンドンドドン」と「ドンスドスドドン」の違いです(なんのこっちゃ)。
フルートなどの洋楽器では、たとえば同じ音が4拍続くときに、一拍ごとに一瞬「舌」を使って音を切る。これを「タンキング」という。
しかし、篠笛では、「タンキング」は使わずに、
一瞬だけ「今なっている音より高い音」あるいは「今なっている音より低い音」を入れて区切る。
「鳴らそうとするする音より低い音で区切る」には、指を一瞬だけ押えて(笛を叩いて)から開ける。これを「打つ」という。
「鳴らそうとするする音より高い音で区切る」には、指を一瞬だけ開けて押え直す。これも「打つ」という。「開け切り」ともいう。
け
たとえば笛を吹くときに、フレーズの前半を「食い気味」に、フレーズの後半を「もたれ気味」にすると、フレーズの情感が出る。
しかし、あまり極端に行うと、曲の雰囲気を壊す。
「ドン」とか「テン」とか「ドコ」とか…「ドンドコドンドン」とか「サントコドッコイ」とか「テンツクテンテン」とか…。
楽譜が読めなくても太鼓のリズムが覚えられるというスグレモノ。
しかし、笛の口唱歌で「ウヒャラヒラリラ〜」と書いてあっても、たいていの人は吹けない。
余談だが、太鼓を打つときに「爪先を上げて、リズムをとっている」人を時々見かけるが、みっともないから止めましょうね。
長胴太鼓・桶胴太鼓・団扇太鼓など
十数台を組み合わせる場合もあれば、「太鼓2台」というシンプルな「組み太鼓」もある。
異なる高さの音へ、引きずるようにつなぐのは「ポルタメント」と言うのだが、
ときどき混同されたりしている。
たとえば「4小節かけてクレッシェンドする」ときには、「1・2・3・4」という大きさの感覚よりも「1・2・4・8」という大きさの感覚でクレッシェンドした方が、
より効果的なクレッシェンドになるような気がするのは、私だけでしょうか。
「オーバーラップ」とも言います。
こ
あるいは、段の前面から、足や隙間が見えないように隠す(板や布を張ったりする)もののこと。
洋舞では「下駄を脱ぐ=爪先が下を向く」のが普通らしい。
対する言葉は「下駄を履く」という。
日舞では「下駄を履く=爪先が上を向く」のが普通らしい。太鼓も「和もの」なので、片足で立つときは「下駄を履く」。
対する言葉は「下駄を脱ぐ」という。
基本的にホールを使う場合には「時間延長はできない」のであるが、たとえば「会場は押えてあるが、出演者に次の予定がすぐ入っている」という場合のように、
特に会場・演者・スタッフなどの都合があって「時間延長できない事態」のときに、「今日はケツカッチンでいきます」などと言うらしい。
そうは言ってもアマチュアの場合、本番と同じ会場・同じ設備で行うことはできないのが常なので、
とりあえず「途中で止めないで、本番と同じように司会も入れて、本番と同じように道具も動かして行う、通し稽古」を、
「ゲネプロ」と言ったりする。
「ランスルー」とも言う。
もともと「鯉口」って、水仕事の時に使う「鯉の口みたいな、袖口の小さい筒袖」の事だそうだから、そういう袖のついたシャツなんだろうなぁ…きっと。
普通の人の感覚だと「13:00(午後一時)」のことだが、希に「普通の感覚」でない人もいる。
太鼓の面が水平ではなく、傾けて(前を上げて)ある時には、桴を上げる(引く)方向がやや後ろになる。
そうすると、身体の動きは「打つときには前」「引くときには後」という前後の動きとなる。
その際に「膝を使って腰の(前後の)水平移動で上体が動く(膝で受ける)」のではなくて、
後ろ足を引き過ぎてしまっているために、後ろ足の膝が内側に曲がり、結果として「腰で受ける」かたちとなってしまう場合がある。
太鼓の面が水平なときにこの形になると、上体が必要以上に反り、太鼓から逃げているように見えてしまう。
もちろん、意図的に前後の動きを強調する場合もあるし、意図的に膝を内側に曲げる場合もあるので、一概には言えないのだが…。
たいていの場合、そのまま「ドンブリ」に収納される。
獅子舞の「お獅子」がもっとも好む餌である。
この目的によく使用される三角柱形状のスピーカーは、「三角」と呼ばれる事もある。
照明では、舞台上に置く小さなスポットライトのこと。
あるいは、舞台機構(バトンなど)を動かないように固定すること。音響・照明などのケーブルを抜けないように固定すること。
「殺して!」といわれたら、「切る」の意味なのか「固定する」の意味なのかをすかさず判断しなくてはいけない。
建物そのものをさす場合が多いが、まれに、その建物を管理している人や団体を指す場合もある。
「小屋入り」と言えば、会場に到着すること、または、会場に到着する時刻のことです。
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